2005年4月29日(金) “みどりの日


今日は、私の席の両隣に座った方々が、すっごいメンドクサソウな案件にハマっている姿を横目に。
キッチリ時間通りに自分の仕事を切り上げて、サッサと職場を後にしてきました☆(←おい…)(-_-;)
両隣の方々のことは「可哀想だな…」と思いはしましたが、私が何を思ってあげても何の手助けになるワケでも無し、お客様との電話応対でのハマりっぷりなので、尚更なにもしてあげられることは無く……オマケに私は、何としても今夜はサッサと帰宅せねばならないのです!!


…というワケで、わき目もふらずにソッコー帰宅してまいりました! ―――22時からのドラマ、『タイガー&ドラゴン』を観るために!!(←爆)


仕事あがりが21時、地元駅についたのが21時半、…モチロンぬかりなく電車に乗る前に母に「迎えにきて」コールをしているので、22時までにはヨユーで帰宅できるハズ!


…にもかかわらず、家にたどりついたの、なんと22時1分前(苦)


だって、強制的に帰りにスーパーへ「寄ってくから」って母に連行されちゃったんだもんっ!!(涙)
ええ、ええ、もう「早くね!!」って急かして自分は車から一歩も降りずにまるで母に「アタシ待たせてるんだからサッサと戻ってこんかい!」とでも無言でアピールしてるようなことまでやって(←全然イミナシなんだけどねー…嘲笑)
そんなこんながあって、よーやく自宅まで到着、「ああ時間ピッタリ! 間に合った〜?」と、そのままTVの前にかけずりこんだよーなワケだったのでございましたが……、


―――あれ…? なんでまだ『金スマ』やってんの……?(←固)


慌てて新聞のTV欄を見てみたら……『金スマ』の前時間には、野 球 中 継 が……!!


――― 延 長 か よ !?(怒)


これまでのアタシの焦りっぷりは、一体なんだったのか、と……それを目にした途端、一瞬、真っ白になりました。エエまるでステキに燃え尽きたように(←灰)


ハイーもちろん途中から観た『金スマ』、面白かったですよ〜♪
いいですねー、“鬼嫁”ステキ★(←壊)


―――てゆーか、これでまた私を敵に回したわねプロ野球中継コノヤロウッッ……!!(←心底激怒)


* * *


それでモンダイの『タイドラ』なんですが。
今日は『茶の湯』の回。
観ていて、「うーん…」と考えさせられることしきり。


…今回のテーマ、これは、私らみたいなネットモノカキにも当てはまることじゃないだろうか、などと思ってみたり。


つまり、妥協をして周囲に合わせるか、それとも妥協せず自分のコダワリだけを貫き続けていくか。――どんな業界においても、これは永遠の命題ですよね。
モノカキもそうですよね。
自分の作風とは異なるジャンルのものでも人気があるから書く。…てーか、むしろそうできることが“プロ”というものなのではないかと。
いわば、いかに“商品”を制作できるか否か、ということですね。
読者のニーズに合わせて“商品”を提供できるのが“プロ”。そうでないのは“アマチュア”。
その提供する“商品”には自分の書きたいものしか書かない、というプロの方は、てっぺんの方のほんの一握りの方々ですよね。
大抵のプロの方は、どこかしら何かしらを妥協して、読者や編集者の求める“商品”を書く、ということをしているんじゃないでしょうか。


―――逆に言えば、それが出来なきゃ“売れない”んですよね。


今回の『タイドラ』の話の中で、反物屋の龍ちゃん(笑)は、自分のデザインした洋服を、妥協して自分のコダワリのようにデザインできないのなら「売れなくてもいいです」って、キッパリ“自分の好きなものだけ作る!”っていう意思表明をしてました。
…確かに、それも1つの道ですよね。
売れる売れないやら流行り廃りやらを問わず、自分のコダワリだけを貫き続けて、そのコダワリを理解してくれるヒトにだけ受け入れてもらえたら、それでいい。――そういうスタンスを貫いていくうちに、ひょっとしたら、受け入れてくれるヒトが多くなってきて、そのままのスタイルでブレイクできるようなことも、もしかしたらいつかはあるかもしれないし。
だから、それも道。
でも、それがあるのならば、また逆を行く道も、存在するワケですよ。
逆を行く道。―――それがアマチュア


考えてみたら、ネットの世界って、まさに“アマチュアのコダワリ”が集まった世界、なんですよね。
何に縛られること無く自分のコダワリを貫ける世界。
ネット小説界も、まさにそれなんじゃないかと思います。
自分自身でネットにupした作品は、読者のニーズやら誰かの注文に合わせられた“商品”である必要は無く、作者自身のコダワリがありのままに顕われてOKなもの、ですから。
ぶっちゃけ、書きたいものだけ書いていい世界。…そう言っても過言ではないですよ。
昔なら、モノカキが自分の書いた作品を世間に発表したいと思ったら本にするしかなくて、それにはまず“プロ”であることが条件であり、そうである以上、作品は“商品”である必要があっただろうと思うけど。
ネットの普及した現在に至っては、なにも“プロ”である必要はなくなっているようなワケですよね。アマチュアが自力で気軽に自身の作品を発表できる場、として、こうやってネット空間があるんですから。
そう考えると、つくづく「進歩してるなあ…」って感じ入るですよ。ホントに。


…なんだか長々と書いているうちに何が言いたいのか自分でもわかんなくなってきましたが(苦笑)
平たく言うと、今日の『タイドラ』を観ていて、こうやってネットに自分の作品を発表する場を持てて、そのうえ自分のコダワリだけを貫けることって、マジですごく有り難いことなんだよなあ…なーんて、つくづく考えてしまったようなワケでしたのです。
まあ…何を良しとするのかは人それぞれですから、一概には言い切れないものだとは思いますけど。
それでも、やっぱ現実世界、反物屋の龍ちゃんみたいに、お店を構えたプロとして、それでも自身のコダワリを貫き続けていく、ということは本当に難しくて厳しいことだとは思うから。
それとは違う、プロである必要はなく、アマチュアでも気軽に発表の場を与えられている、そのうえコダワリを貫き通しても誰にも文句を言われない、という現実世界とは相反するようなネットの世界は、本当に有り難いものだよなあ…って。
改めて、モノカキを志している者として、今この時代を生きていることを、つくづく感謝したくなりました次第。
ああ、ありがたや、ありがたや☆(^_^)


―――そんな“気付き”を菊にくれましたドラマ『タイガー&ドラゴン』、毎週金曜日22時からTBSにて大絶賛放映中デス! ゼヒ皆様、いっぺんくらい観てみてね〜♪(←…って、回し者!?)(笑)